今回は海外で開発中のサンドボックスゲーム【Factorio】を先日プレイし始めたのでご紹介。
人によるとめちゃくちゃハマってしまい、時間泥棒でとても危険なゲームであり神ゲー。
Factorioの魅力
Factorioのロゴ(公式サイトへのリンク)。最後のオーが歯車になっていますね。
歯車は機械を連想させられます。Factoryは工場や製造所の意。
機械であらゆる生産を自動化させていく。それがFactorioのゲーム目的です。
筆者の稚拙な言葉ではFactorioの魅力を伝えるのに不十分だ。
公式サイト、Youtubeに2種類のゲーム紹介PVがアップロードされているので見ると良いだろう。
筆者はこれらのPV視聴で購入をすぐに決定した。
公式トレーラー
・トレーラー
音楽と魅せ方がとても素敵!
・ゲームプレイトレーラー
どうでしょうか。Factorioの魅力は既に充分伝わったと思います。
このゲームは出稿日現在、正式リリースされていません。開発中のテスト段階なのです。※記事をお読みになっている時期次第で正式リリースされている可能性があります。
日本のゲームではあまりない仕組みですが、海外では割と一般的な試みとしてゲーム開発にかかる莫大な資金を捻出するために、テストプレイを行える段階でとても安い金額で公開を始め、購入された資金を開発費に充て開発を進めるというものです。
Steamで言えば【Early access:早期アクセス】という名称で販売されています。※Steam:早期アクセスとは?(詳細を確認できます)
確か既に様々なゲーム機でリリースされ日本でも爆発的な人気を誇るMinecraftも同じ形式だったという印象。
有名な動画実況者がニコニコ動画などで早くから紹介していた事で日本でも大人気となっていきました。
正式版としてリリースされる頃に販売価格が跳ね上がる事は確定しています。
また、Factorio紹介ページより現在の早期アクセス版価格は、よくあるセール対象にならずこれ以上の値下げをすることはないと公言されています。
現在の価格が最安値ということですね。
動画でFactorioに興味を持たれた方に朗報!なんと安い金額でプレイ出来る状態にもかかわらず、無料でお試しプレイが可能となっています。
買ってしまった後で残念、自分には合わないゲームだったと嘆く心配はありません!
無料お試しプレイ可能!
公式サイトから直接入手するか、Steamなどのプラットフォーム経由で入手するかの選択肢がありますが、個人的にはSteamの利用をおすすめします。
商品ページの動画右下、【デモをダウンロード】よりキャンペーン(チュートリアル)の一部を楽しむ事が出来ます。
海外のゲームで言語が心配な方もおられるでしょう。Factorioは日本語にも最初から対応しており、煩わしい日本語化の作業を行う必要はありません。
最大効率を求めて試行錯誤
Factorioでは、まずはチュートリアルからプレイする事をおすすめします。
ゲームを楽しむためのポイントは最初から攻略サイトを頼りにしないということです。
既に以前から人気となっている作品であり、攻略サイトも充実し最大効率なども次々と考案されつくしている頃ですが、るっち個人としてはそれらに頼ることなくプレイをしながらご自身で考えて実践していくようにして欲しいと願います。
最初は何も作り出せません。素材を収集する為のツールを入手したら、今度は素材を自動で入手出来るように改良します。
素材が集まり始めたら各種アイテムの制作に取り掛かりますが、手作業で制作すると他の作業に手を付けられず非効率的です。
プレイヤーが見張っていなくても制作を進められるようこれも自動化していきます。
キャンペーンでもわかるように、アイテムの必要数が手動で作るには途方もない数を要求してくるのです。
あなたは数千回数万回、アイテムを1つずつその手で作りますか?
自動化技術をフル活用して機械に任せてしまいましょう!
新たなテクノロジーを利用する為には研究が必要です。もちろん研究にも材料が要求されます。
研究材料の生産も自動化していきましょう。
機械類の動作や蒸気機関などの発電を行えば惑星環境がひどく汚染されてしまいます。
バイターと呼ばれるこの惑星の先住民・お邪魔キャラ、我々の敵が環境汚染に激怒し、度々拠点を襲ってきますから拠点を守るために防衛に力を注ぎましょう。
襲撃を受ける度拠点のチェックをするのも面倒です。修理や設備の再配置もロボットに任せてしまいましょう。
生産をする為の機械類は燃料や電力を要求しますので、充分なリソースを出力出来る仕組みを考案しましょう。
上記の環境汚染を鑑みて、汚染のないソーラーパネルの大量設置は必至。ソーラーパネルの自動生産に着手し設置しましょう!
しかし、日中しか発電してくれないソーラーパネルによる発電では設備の消費電力を夜間補う事ができない。
ならば蓄電池の出番だ。日中の設備による消費電力の余剰分を蓄電池への充電に充てる。
これで夜間の発電も問題がなくなった。
今度は素材を掘り尽してしまった。他の鉱脈は拠点から離れている。遠隔地で素材収集が出来る仕組みを設置し拠点まで輸送してしまいましょう。
輸送には機関車が有効です。機関車を走らせる線路も用意しなくてはいけません。線路の素材は・・・
最終的にはロケットを開発建造し、惑星から脱出する事でゲームクリアとなるようですが、数十時間プレイしているるっちは未だクリアしていません。
実績にも用意されておりますが、極まったプレイヤーなら8時間以内で建造出来るとか・・・。
効率化を考える事こそが重要
アイテムを作る為のアイテムを作る為のアイテムを作る為の・・・
ライン生産の楽しさが凝縮されたサンドボックスゲームの真骨頂
しかし効率を求めるのは二の次です。まずは自動で物を生み出す仕組みをご自身で考え、設置してみた結果どういう問題点が発生したか。
問題点を改善するにはどの部分を変更してあげるとスムーズな生産が可能となるか。
既に考案されている効率的な配置を真似て自身のゲームに取り入れてもFactorioの真の楽しさには繋がらないと考えます。
ただのコピーペーストですので、最初からうまくいって当然なのです。
じっくり考えた末の成果物がうまく回っていない事を確認して、改良を積み重ねる過程こそが本当の魅力だと思っています。
時折、攻略的な内容をブログ内で提示する事もあるのですが、自身はゲーム攻略サイトには否定的です。
理由はゲーム本来の楽しみを損ねるからです。
効率的な他人の解答例を参考にするのはゲームを遊び尽くして、振り返り再び実践するタイミングで良いでしょう。
二巡目の楽しさが待っています。
ネタバレを含んだ考察を読みながら鑑賞する映画は楽しいでしょうか?
後の展開がわかりきって感動は激減です。
犯人が分かっている推理小説を読み進めるのは楽しいでしょうか?
物語を一緒に推理するという本来の目的が損なわれ驚きは半減です。
―効率的な設備の配置例を参考にしながら遊ぶFactorioは楽しいでしょうか?―
まずは暗がりを手探りで進む感覚をもって色々と試行錯誤してみると良いでしょう!
考える事はとても多く、よりよい効率化を考える事が好きな方にとってはゲーム史上もっとも洗練されたサンドボックスゲーム、Factorioは超絶おすすめとなります。
どんな人におすすめ?
マインクラフトが好きな方、その中でも工業化MODを導入してプレイしその楽しさに時間を忘れて没頭してしまった方は間違いなくFactorioで再び、気付かない内に時間が消滅してしまう事になります。
ちなみにるっちは週末に購入。翌月曜日にプレイ開始時、総プレイ時間36時間の表示には流石に盛大に笑った。いくら何でもハマりすぎである。
他にもシムシティやDon’t Starve、テラリアなど、似たような作りのゲームは存在しますが、その中で自動生産に比重を置いたサンドボックスゲームとなっています。
一応ロケット建造という大目標、クリア条件が用意されていますが、それまでを楽しむ過程は自由で人によって千差万別のオリジナルな取り組み方があるでしょう。
効率化を求めて考えることをやめない方にこそ最適だと思います。
マルチプレイも可能
マルチプレイも可能となっており、るっちもマイクラを共にプレイしていた友人と日々効率化を求めて工場生産に勤しんでいます。
私が、いや俺たちが工場長だ!
公式からの購入でなくSteam版の話しか出来ないのですが、マルチプレイ>ニューゲームからゲームを作成し、友人知人に自身のゲームルーム?が伝わるようにすれば難しそうなコンソールやサーバー設置など要らない感じでした。
要はあなたがプレイ時のみにマルチを行いたい場合は通常通りマルチで開始したゲームをプレイするだけ。別途ゲームサーバーの設定は不要で、ゲームロード時に部屋のパスワードなどを入力することで再開可能です。
それとは別で24時間常に、見知らぬ方とのプレイの為にゲームサーバーを開放しておきたい方式であれば別途サーバー設置が推奨されます。
グローバルIPアドレスの確認やポート開放、参加者へその提示。ファイアウォールの設定も済みですが、それらが必要あったのかさえ実はわかっておらず。知人などとのマルチプレイで接続できないなど問題が生じればポート開放から疑ってみると良いと思います。
※マルチプレイ時Factorioアカウントの作成が必須です。ユーザーIDパスワードメールアドレスのみ。
以前はP2P形式だったようですが現在は異なるようで、最低限サーバー役の方一人がポート開放などをしてあげればマルチプレイ可能となっていました。
Factorioの販売価格
2017/6/7現在の情報です。
早期アクセスの為Steam版の場合¥2300、公式サイトからの購入は$20(2017/6/7現在$1=109.60円で2200円前後)となっています。
最終的に正式リリースされない可能性ももちろんありますし、された場合は2300円という価格で買う事は出来ない可能性もあります。
アーリーアクセスの性質をよくご理解された上での購入をおすすめ。
※当記事内におけるFactorioスクリーンショット画像・動画の著作権は全てWube Softwareにあります。
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