Watch Dogs2はただ街中を歩いているだけで面白い

週末にWatch Dogs2をプレイしていました。

のんびりとマップで目に付いたコレクター要素を回収しながら散策をしていますと・・・

街中を歩くだけでも楽しめる
ある逮捕劇の一部始終を観察してみた
時にはいたずらを楽しむ
おまけの動画

街中を歩くだけでも楽しめる

プレイヤーがプレイをするゲームの何を楽しいと感じるかは多種多様だと思います。

ある人は銃撃戦が楽しいと、ある人は綺麗な街の景色を眺めるのが楽しいと言い、ストーリーを楽しむ人、華麗なアクションの実行を楽しむ人。同じゲームでも楽しみ方は千差万別。

ブログ管理人るっちはWatch Dogs2の楽しみ方の一つにNPCを観察する、というポイントに注目してみました。

オープンワールドと呼ばれるゲームでは、ゲーム本編のストーリーには一切関わらない「市民」が配置されている事が一般的です。この市民NPCが居るのと居ないのとでは、リアリティーの追求において雲泥の差が生じる。

市民NPCが存在しない大きな街はまさにゴーストタウン。自分や重要な役割を担うNPC以外が存在しない街で行動をとってもつまらない。

市民NPCの一人ひとりがそれぞれ生活を行っているという、生活感を感じられる雰囲気作りが、大きな街の表現では重要になります。

Watch Dogs2では、他のオープンワールドと同様に当然市民NPCが多数配置されていますが、個々の行動が本当に細かく設定されており、複数のNPC同士で会話を楽しんでいたり、周囲で起こる現象について感情を持って慌てたり、身の危険を感じて一斉に逃げ始めたり。

楽器を演奏をしていたりダンスをしていたり、ある者はカメラを向けるとポーズを取り始めたり、あるいは「勝手に撮るな！」と言わんばかりに怒り始めたり。

例えば近くで爆発が起きても、我々プレイヤーであれば爆発地点周辺は危なそうだとか、警戒の為に注目をしたりしますが、本来感情を持たないはずの市民NPCでさえもが爆発地点の様子をうかがい、また、これはまずいと感じた時には悲鳴を上げながら逃げまどうような、とても人間らしいAIを持っています。

しっかりとあらゆる行動をプログラミングされていないAIであれば、

「やぁ。元気？ここはサンフランシスコで最も有名な観光ポイントだよ！」

という返答をする為だけに生み出されたNPCかもしれません。たとえ周囲の大爆発など、自身の身に危険が迫っていようとも与えられた役割は絶対であり、

「やぁ。元気？ここはサンフランシスコで最も有名な観光ポイントだよ！」（爆死）

と、ロボットのように同じ言葉を繰り返す人間になってしまいます。これではリアリティーを全く感じられませんよねｗ

もちろんこれらの例えに関して、ゲームによっては黎明期から伝統的に受け継がれた形式であったり、プレイヤーもまたその”お約束”のような形式を楽しんでいる場合も多々あります。

某有名国産RPGをモチーフにした実写化コメディドラマシリーズでは、村のNPCを忠実に再現する（人間が同じセリフを繰り返す）事で視聴者のウケを狙っているようなシーンも見られたりして、るっち自身もそれを見て大いに笑いました。

最近発売したシリーズ新作ゲームでは、プレイヤーが配置物を破壊する、または家具の中を物色する事に対して反応を示すといった新しい試みを見る事が出来ました！分かる人には分かる内容かな。主人公の個人宅内での行動に対するNPCの疑問や感情を、シリーズで初めて表現されていた気がします。より本当の人間らしく近づいていますね。

話をWatch Dogs2に戻しますと、WatchDogs2の市民NPC（AI）は他のゲームとは一味も二味も違って、それぞれが自身の役割を見事に演じてプレイヤーを楽しませてくれます。

Watch Dogs2プレイヤーは、一度くらいはオペレーション（ストーリー）やオンラインコンテンツを楽しむだけでなく、市民NPCの様子を注意深く観察を続けてみるのも一興かもしれません。