HADESは真の意味で神ゲー
HADES（ハデス）は2018年12月にアーリーアクセスとして登場、2020年9月にはアーリーアクセスが終了、と同時にSwitch版が先行して発売され、2021年8月にはPS4・PS5、Xboxなどあらゆるプラットフォームでも発売されました。日本語への翻訳は、あの大人気インディーゲーム「Undertale」を手掛けたことでも知られる「ハチノヨン」がローカライズを担当。自然な日本語で問題なく遊べます。
2020年のThe Game Awardsでは「ベスト・インディーゲーム」を受賞、英国アカデミー賞ゲーム部門では2020年のベストゲームに選ばれました！
また、2021年（第24回）ダイス賞（D.I.C.E. Awards）でも、「あつまれどうぶつの森」「ファイナルファンタジーVIIリメイク」「ゴースト・オブ・ツシマ」「The Last of Us PartII」といった並居る超有名大人気神ゲーメジャータイトルと並んでインディーゲームであるHADESがノミネートされ、なんと見事Game of the Yearにも選ばれました！同アワードでは、「ディレクション賞」「ゲームデザイン賞」「インディーゲーム賞」「アクションゲーム賞」も受賞しています。世界中で認められた作品ということが証明されました。
そんな一大記録を樹立したローグライクアクションRPG「HADES」。みなさんはもうプレイしましたか？るっちは遅れに遅れて2021年の年末年始に遊ぶゲームとしてPC版をEpic Gamesで購入しました。そして、ドハマリしてしまいました。
HADESはどんなゲーム？
HADESはギリシャ神話をモチーフとし、ハデスやゼウスなどオリュンポス十二神とその周囲、神話に登場する神々が多数登場。ゲーム自体の面白さだけでなく、別の意味においても神ゲーと呼べるわけです。
ジャンルは「ローグライクアションRPG」と言われています。ローグライクは「風来のシレンシリーズ」を思い浮かべて頂くとわかりやすいと思います。要するに繰り返しダンジョン攻略に挑む形式で死んでしまったら始めからというタイプのゲーム。その要素に加えて、自身と敵がターン毎に行動するのではなく、リアルタイムに攻撃や回避のアクションを選択する要素が盛り込まれているので「ローグライクアクション」。キャラメイクを行わず、プレイヤーは用意されている主人公ザグレウスとしてキャラ操作し、他の神々との会話による交流や能力値強化・武器強化などの成長要素が加わることで「ローグライクアクションRPG」とされています。
HADESにおける主人公のザグレウスは、冥界のハデスの館に住んでいますが、とあるきっかけから（ゲーム途中のイベントシーンで語られることになり、ゲーム序盤ははっきりと目的がわからないように設計されています。）ゲーム開始直後から現在居る冥界からの脱出が始まります。
目の前に現れる敵を倒していくと、オリュンポスの神々として神話に語り継がれる有名な神々がザグレウスに「功徳」という名の能力強化スキルを提示、複数の候補からプレイヤーに選択の機会を与えてくれます。プレイヤーは道中度々出会う神から功徳を選択して賜っていき、強化された攻撃で敵を倒して進んでいくのが主なゲームの流れ。
各エリアにはボスが登場しボス部屋までに選択した能力を駆使して戦いますが、序盤であったり、功徳の選択がいまいちだった場合には戦いに敗れてしまいます…。
体力が無くなって死んでしまうと、プレイヤーはハデスの館に戻されてしまいます。ダンジョン内で得たお金以外のアイテムは、館内のNPCに渡して新たな機能を解放することに利用したり、プレイヤー自身の能力向上に利用して、少しずつ強くなった状態で再びダンジョン攻略に挑むこととなります。
プレイヤー自身のプレイヤースキル、敵の攻撃パターンの認識、プレイヤーキャラの強化を経て、ダンジョンを攻略！その先で何が待っているのか―
また、ギリシャ神話に登場する神のみならず、人や半神である数々の英雄も登場し、一人ひとりのキャラクターに神話に基づいたストーリーがあります。ギリシャ神話に詳しい人はより深い背景が見えてくるので、RPG要素の面白みが増すと思います。るっちのように、詳しくない人でもプレイ後に調べてみたりすることで「なるほどそういう事だったのか」という楽しみ方ももちろん出来ます。
高難易度だけど救済措置有り
難易度的にはアクションゲームに慣れないプレイヤーさんではやや難しいのではないかと感じます。ただし、ストーリーを楽しみたい方向けに「ゴッドモード」が用意されているので、設定することでキャラが強化され、死ぬ度に更に強くなる。という救済措置も用意されているのでクリアが不可能という事は絶対にあり得ないでしょう。アクションが苦手な方でも安心です。
魅力的なアクションと音楽
特筆すべくはその絶妙なゲームバランスで勝敗を左右するアクション。画面上に表示される敵の攻撃前の予備動作や敵のわずかに違う掛け声といった戦況把握など、知識の蓄積の積み重ねと瞬時の判断力、プレイヤーの腕次第でより楽しくなれてしまう。演出の派手な見た目にもハックスラッシュに似た、敵を倒す爽快感が存分に味わえます。
HADESの魅力はそれだけではなく、ロック調な激しいBGM・サウンドで耳からも快感を与えてくれる。プレイヤーの状態・状況に応じた（ボス戦、戦闘終了、ポーズメニューを開いているなどの状態）サウンドの変化までこだわって作られていて、特にボス戦開始の盛り上がり部分は今から起こる熱い戦いを連想させ、耳から心に入り込んで闘争心を湧き立たせる。初回プレイ時には鳥肌が立ってしまった。
繰り返す事による飽きについて
ローグライクゲームは死んだら始めから、飽きっぽい自分には不向き。と思う方も多いかと思います。しかし、HADESは違います。同じ似たような風景が繰り返されるダンジョンでありながら、挑戦するごとに多数ある新しく発見する功徳、その中から選んだ能力の組み合わせによって戦い方が180度変わったり、前回同様出てくると思っていたボスが違っていたり、複数ある武器、その中でも「態」という特性に変更を加えるだけでもまた違った戦略が求められ、RPGであるがゆえに会話なども挑戦の度に新しいモノになって、常に新鮮な気持ちで次は何で挑戦してやろうか、どんな変化が起きるだろうか？と挑戦ごとに、次第に繰り返しを楽しめるように設計されていると感じます。単純で単調な繰り返しでは無く常に新鮮な気持ちで新たな発見があるということですね。
この事はダイスアワードで 「ゲームデザイン賞」を受賞していることからも分かるように、うまく計算されてゲームバランスを含め優れている作品である事は、るっちの言葉など必要無いくらい世界が認め称賛している部分であるし、「アクションゲーム賞」を受賞していることからも、爽快痛快なスタイリッシュバトルが存分に楽しめる、絶対おすすめのゲームタイトルと言えるでしょう。
余談ですが、るっちはラスボス戦をプレイしているときにいつも脳内が沸騰するような緊張感をもって、呼吸も忘れてるんじゃないかとその一戦に白熱し、心拍数もあがり、倒す、または負けてしまった直後に毎回謎の腰痛が発生しています…ｗ興奮で体が全集中して、戦いが終わった安堵から止まっていた血流が一気にまた流れ始めるというか。皆さんは冷静に深呼吸して楽しんで下さい！
ゲーム実況動画
さて、ここまでべた褒めしているHADES、気になるけど実際のプレイの様子はどんな感じなの？って気になる方向けに、現在YouTubeにてゲーム実況動画を制作投稿しています。
【HADES】＃１初見風ボイロ実況プレイ！『家出します。』
【HADES】初見風ボイロ実況プレイ！再生リスト
純粋にストーリーを楽しみたい方はPart5までをご購入の検討用に活用して頂くとネタバレをあまり気にせずゲーム内容や雰囲気の確認ができると思います。
悲しいかな弱小チャンネルゆえに、単純に動画が面白くないという事ももちろんありますが、ほとんど見つけてももらえず再生されていない状態なので、今回プレイ動画もご紹介をさせて頂きました！
ご興味のある未プレイの方はご購入の参考にぜひ序盤をご視聴して頂ければ幸いです。プレイ済みの方もぜひ。チャンネル登録高評価もよろしくおねがいします。
世界中で絶賛されたHADES。コンシューマゲーム機以外でも、Steam、EpicなどPC版も配信されています。（2022/1/18現在）先日終わってしまったEpicホリデーセールが名残惜しいですが、インディーゲームということもありPC版の定価は安いです。ウィッシュリストに入れて大型セールを待ってみるのも有りだと思います。
以上、おすすめ神ゲーHADESのご紹介でした。未プレイの方はぜひ遊んでみてください。
