ゲームアプリの開発を手掛けるKairosoft社の販売するゲーム発展国++が、2011/04/22の配信開始から時を経て新たにNintendo Switch版を2018年10月11日に発売。Switch版の発売から少し時間が経過した今、2019年3月末~4月にかけて再ブレイクの兆しを見せていた。
Android/iOSのアプリ配信では、一時はあの大人気ゲームのアプリMinecraftを抑えて有料アプリランキング1位に躍り出る程の人気再燃っぷり。
2019年4月記事出稿現在、Switch版に関してはMy Nintendo Store(ゲーム発展国++へのリンク)で2019/4/18~2019/5/8の期間限定18%オフで購入出来るキャンペーンも実施しているようだ。
ゲーム発展国++ってどんなゲーム?
以前から存在は認知していたゲームアプリであったが、異様なほどの再ブレイクの兆候に興味を持ち、るっちはあいにくSwitchを所有していないのでAndroid版アプリのゲーム発展国++をプレイしました。
プレイヤーは1つのゲーム会社の社長として、ゲーム開発に携わるスタッフを雇い、教育や開発スキルの向上、転職などを行い、ジャンルと内容を組み合わせてゲームソフトを制作、販売する。優秀なエンジニアが育成できたときにはゲームハードまで作成販売が出来てしまうし、ゲームを売る為には宣伝も行わなくてはいけないという事で、広報的な活動も実施していく。
大ヒットとなってバカ売れするような素晴らしいゲームソフトの作成には有能なスタッフが必要で、時には涙を呑んで社員を切るという・・・事も有りながらも、止め時がわからなくなり気付けばゲーム内で一区切りとなる20年が経過し、現実世界では朝になっているという謎の現象が起こるゲーム会社経営シミュレーションゲーム。
一言で言うなればめっちゃおもしろい買い切りシミュレーションスマホゲー、Switch版もあるよ、です。しかもアプリ版は激安300円。
恐らくこれまでに20時間近くはプレイしたように思うが300円。ゲーセンで1プレイで終わるようなお値段でこれだけ遊べたら大満足ですよね。余談ですが超インドア派のるっちは基本的に休日前日にはほとんど寝ることがありません。先週の話になりますがその休日の深夜を楽しく過ごさせてくれたのがこのゲーム発展国++でした。20年で一区切りがなければ止め時が分からなくなるところでした。
昨今のゲーム購買動機について
アプリのレビューコメント欄にある大多数の方と同様、たまたま某人気ユーチューバーさんの動画を見たのが購入のきっかけ。その方はSwitch版をプレイされておられましたが、以前から同ゲームのスマホ版アプリも販売されていた事は認知していたので、興味が湧いてスマホアプリ版を購入しました。
著作権の問題もあり難しい今の時代でも、なんだかんだで実際のゲームプレイを見るというのは購入のきっかけになりやすい。
例えばパッケージを見て、CMを見て、雑誌・Webメディアで取り上げられているのを見て、で購入をしていた昔とは違う、支持するファンの多い方のプレイ動画といった新しい宣伝の方式が期待される時代になってきたように思います。あのニンテンドー社でさえもが、2018年末には動画配信等に関わるガイドラインを改訂する動きなども見られ、ゲーム販売に関する新時代への対応と取組を実践するなど、商品サービスの販売戦略もがらりと変わってきました。
一方で自身は当ブログ記事の順番からもお察しの通り、直前にプレイしていたのはゴリゴリの高難易度アクションゲームでした。その為今度はまったりと落ち着いて遊べるようなシミュレーションゲームがしたいなと思っていたところにユーチューブでドーン。(クリティカルヒット)
実はそのアクションゲームが発売された直後にかねてより注目していた某シミュレーションゲームの発売日があったのですが、大好きなゲームシリーズながらも個人的にはその売り方作り方、商法(よくある続編でやっと完成するタイプ)が気に入っておらず、そちらは見送る事にしてゲーム発展国++を購入してみました。
各種リンク
カイロソフト公式サイト
(採用情報がすごく個性的で良かった)
Androidの方はこちら→ゲーム発展国++
アプリ配信、紹介ページの日付の近いレビューコメントを見ると再ブレイクの原因が明らかとなっているのが非常に興味深かった。
それぞれのリンク先のショップで確認すると分かるがAmazonでは600円、各種スマホOSの公式ストア(GooglePlay、AppStore)では300円(2019/4/21出稿時確認)だったので注意しよう。
プレイ後の感想(ネタバレ有)
以下ネタバレが含まれます。
ブログタイトルからとった名前で自分の会社を設立した。1周目はぱしゃぱしゃと撮ったつもりだったスクリーンショットがまったく保存されていなかった問題で大失敗。
直近プレイをしたゲームから出てきたワードによるゲームタイトル。なんと脅威の7100万本セールを記録した。(このソフトをプレイ出来るハードは総出荷数2100万なのに!?いわゆる布教用鑑賞用ってやつですね?)
画像でも確認出来るが、スマホ版ではコントローラの表示非表示が出来るし直接的なタップ操作にも対応している。
20年目の終わりでゲームとしては一区切りとなり、20年経過メッセージを確認後新規ゲームを始めれば、それまでに培ったジャンルと内容のノウハウとゲームの方向性ポイントを引き継いだ状態でプレイ出来る。ジャンルと内容についてはジャンル(内容)発見の条件を再び満たす必要はあった。再発見時にノウハウLvが引き継がれている事を確認。
方向性ポイントは最大値に達し、常に全振り状態で逆に方向性がなくなったとも言える。(2周目の話)
1周目では、このゲームジャンルとこの内容なのだから・・・と方向性を考えるのが楽しかった!組み合わせが合っていたらノウハウレベルが上がります。
育成を充分に出来ていない社員もいるが、ゲーム内最高峰の能力を持つ優秀なスタッフを集結し、伝説のゲームクリエイター陣8人を合わせたその年俸合計は脅威の81億。じっくり見ると一人で57億持って行ってましたw
1年目では考えられないような超人的ステータスを持つクリエイターが集まれば、超絶面白いゲームが出来るようです。この辺りは若干パワープレイに偏り過ぎる印象も受けるがただのゲームなので目を瞑る。
外注あるいは社内の各スタッフに仕事を任せ、面白さ・独創性・グラフィック・音楽とバグのゲーム開発値を高めて制作を進行する。優秀なスタッフほど高い数値を加算してくれる。
当然それらの値が高いゲーム程売れる事は想像に容易いが、いくら面白いゲームを作ったところで宣伝等により告知をして各世代のファンを獲得出来ていなければ、またファンに会社が認知されていなければ売れるものも売れない。時々世代交代と称して熟年層のファンが消えてしまう悲しい出来事もなんかリアルで切ない。
ゲーム内には昭和生まれの人間であればなんとなく分かるような、あ、この名前、有名なあの人の事だな~wこのハード・ソフト、あのゲーム機・あのゲームじゃん!wといった名称もちらほら。
時間の経過とともに他社から続々と新たなハードウェアが発表され、シェア率の高い該当ハードによるゲームソフト開発許可のライセンス契約を結んで、ヒットタイトルを生み出すというのが基本的な流れの中、特定条件を満たせばニンテンドー社のようにオリジナルのハードウェアの作成も可能となる。
基本的には発売直後以降は右肩下がりに減少していく販売数だが、この自社ハードは人気ソフトを制作する事で再び売上が伸びる特徴を持っている上に、一定期間で販売が終了するソフトウェアとは異なり、新たな自社ハードを作成しない限りは販売終了する事がない。
より性能の良い自社ハードを開発した後も、一定期間後に新たに開発し直す事がハイスコア獲得の最も重要なポイントとなりそうですね。
言い忘れていましたがゲーム発展国++では、20年経過までの最高資産と、販売した1本のソフトでの最高売上数を競うのがメインとなる目的です。
ブログタイトルからとったBANESENという名前の自社ハードを開発した。
まだスーファミ(がモデルのハード)が第一線で活躍していた発売当初、つまり、16ビットでカセット式の時代の最中に生み出された64ビット・ブルーレイディスクの据え置き型の次世代過ぎるハード。
16ビットから32ビットを飛ばし、カセットからCD・DVDを飛ばしてブルーレイ。
この次世代過ぎるハードが発売された頃は2000万台以上を売り上げ市場シェアも30%を超えていたが、20年が経過する頃には上の画像の通り、新発売のハードにシェア率逆転が目前にまで迫られていた。
1周目はハードの開発まで至らず、2周目の目標として自社ハードの開発を達成したものの、最高峰のスタッフの力を活用しても高まる能力値に反してゲーム後半は売上が頭打ちで伸び悩んでいた。
自社ハードの更新・再開発再販売が次周回への課題となった。
このようにハイスコアを求めてプレイすればキリがなく、リプレイ性も非常に高いのがプレイヤーにとって嬉しい。
2周目を終えて初めて軽く攻略サイトなどを閲覧して見ると、こんなハードウェアがあったんだ!と思わされたり隠し要素も結構盛り込まれていたりする。更には億を超えた本数を売る事も可能だったらしい。最高スペックで開発した自社ハードを、同じスペックで改めて再発売するという、まるで詐欺のような発想は無かった。私はどうやら真面目だった。
以上で総括をすると、お値段以上過ぎる程に夢中になれたコスパの良いゲームでした!(当記事を書いた者はスマホアプリ版をプレイしました)
ぜひ皆さんにも興味を持たれたらプレイしてみて欲しい作品です。
※当記事内ゲームスクリーンショットの著作権はKAIROSOFTに帰属します。