今回の記事では、今となっては多くの方々にプレイされている「Kenshi」とおすすめのKenshi動画についてレビューを書きました。
まだKenshiの事を知らないというスチーマーな方に向けてご紹介したいと思います。
Kenshi概要
Steamで早期アクセスゲームとしてリリースされた後、2018年12月に正式版としての配信が開始されたゲーム。
まだアーリーアクセスだった頃、気にはなりながらもまだ購入には至らず、2019年1月にとあるゲーム実況者さんの動画を見て購入を決めました。
ブログ更新が途絶える一番の原因となったゲームというわけであります。まさに寝る間も惜しんでという感じ。
SteamのタグによればKenshiのゲームジャンルは、オープンワールド・サンドボックス・RPG。
るっちは記事にしているゲームタイトルをご覧頂いても分かる通り、サンドボックス要素を持つゲームが非常に好みです。
このKenshiというゲームが非常に面白いと感じる理由は、ゲーム制作者の開発の記録を調べてみると明らかとなりました。
元々ゲーム開発会社に勤めていたクリス・ハント氏、当時勤めていたゲーム会社のビジネスを優先、つまりお金儲けに走る社風に嫌気がさしたことで退職後独立し、長年の開発期間を経て正式版リリースまでこぎつけたという。
後に数人のチームとなっていくようだが、多くをたった一人で作り上げたこのゲームは、開発者であるクリス・ハント氏が面白いと思う内容だけをどんどん取り入れて、資金提供者からの様々な要求に答える必要のない環境で作られていった。
ゲームを作って売るという事はやはり大きな利益が得られなくてはならず、昨今のエンターテインメント系企業、ゲーム業界(人気シリーズの続編、他プラットフォーム版のリメイクを作るなど)、個人的に特に感じるのはTVドラマ・映画などの映像業界(他メディアや海外でヒットしたものの映像化や実写化、ある程度のヒットが約束されているような作品の制作が多くなったのではないかと感じている)は明らかに新しい事への挑戦やオリジナリティに欠けていて、そういう時代になってきているのかなぁと思う今日この頃。
そんな中でいても利益大前提のビジネスモデルに囚われずに純粋に”面白さ”だけを追求して作られたKenshiは、プレイする人を選ぶかもしれないがハマる人にはどっぷり嵌ってしまう面白さを含んでいると言える。
そうして面白いゲームが生まれ、結果的に物凄く売れた。ゲームとはそうあるべきだと私も感心した。
プレイ内容
操作はプレイヤーがアクションをするというものではなくて、リアルタイムにキャラクターに逐一指示を出してアクションを取らせる形式。ゲーム時間は常に経過し倍速も可能だが、一時停止で落ち着いて指示を出す事も出来る。
優先度順にあらかじめ指定したタスクを実行させる「仕事」というシステムも準備されている。これにより後に作り上げていく拠点の運営を各キャラクターに任せる事が可能となっている。
基本的にはRPG。ただしゲームスタート時の主人公は子ヤギにもノックアウトされて勝てないくらいに弱い。信じられないくらい弱い。
ゲーム画面は結構砂っぽい、鮮やかさに乏しい風景とUIで終始表現されるが、ゲームの面白さは画面の美しさだけじゃないと改めて思い起こされる今作。
ステータスはオール1とか0とか。幾つかのシナリオにも分かれていて、スタート時の状況などを選択肢から選んで、内容によっては序盤厳しい展開から始まる事も。初回プレイでは私は放浪者を選んだと思う。
これから何を伸ばしていくかを決めるのはプレイヤーである貴方次第。
サーベルを持たせて戦闘を行えばサーベルスキルが成長し、より大きなダメージを出せるようになったり、移動によって運動能力が上がり移動速度が上がったり、重い物や武器を持たせることで筋力が上がったり、敵に死なない程度に倒される事で打たれ強さが上がって強くなったり。キャラクターが行う様々な行動で自然と強くなっていきます。
ゲーム内に登場する敵対組織はほぼ全てが徒党を組んでおり、時には理不尽な言いがかりで1対多の襲撃をされ無慈悲に略奪、相手によってはそのまま食べられたり、奴隷にされてしまう事も。
作中では色んな個性を持った部族が存在していて、パーティー内に特定種族がいたり条件次第では我々が何もしてないのに敵対されてしまうような横暴な勢力も多い。
個性豊かなのは敵だけではなくて、仲間になる特定のNPC(名前固定なユニークNPC。外見変更画面も基本出ない。が、出るキャラクターも居る)には専用会話なども用意されていて、長い旅路や新しい土地に足を踏み入れた時などにNPC同士で掛け合って旅を盛り上げてくれる。
Kenshi界のアイドル的存在ビープさんはぜひ仲間に迎え入れたい。
人を喰らうような野蛮な勢力の存在も・・・。捕まってしまったら大変。彼らから見ると我々は保存食なので、檻をピッキングして脱出を試みよう。
そんな危険な人物は、特定の勢力から賞金首として指定されている事も有り、賞金首ハンターになることだってKenshiの世界では可能。逆に犯罪を犯せば自分たちも賞金首となる。
先程の危険人物を賞金首として捜索している勢力の警察署へ差し出して賞金を得た。
街一つとっても、一般的なRPGのように誰でもウェルカム状態の環境に非ず、門に近付いただけでパーティーが壊滅させられてしまう事だってあるかも。
ゲーム内最弱ともいえるひ弱な主人公が鍛錬し、仲間を集め、お金を稼いで食料を得て、良い装備を整え、次第に強くなっていく成長の過程が非常に面白い。
仲間が集まれば自分たちの組織を作り、好きな土地に自由に拠点を作ることだって可能。この拠点作りがこれまた非常~に面白い。
初めの頃は間に合わせの強度が低い壁しか作れないが研究を進める事によって、より強固な壁だったり便利な設備を充実させていく事が出来る。
なんせ後から後から研究によって出来る施設がどんどん増えていくので、最初に作った拠点はぐっちゃぐちゃになってしまった。でこぼこな地形もそうだし、引越しして綺麗に整えたいところ。
定期的な襲撃に悩み、襲撃者を遠回りさせてその隙に砲台からの射撃で撃退できるような壁を考えてみたり、試行錯誤をしてみるが結局キャラクターが育って来たらグーで殴るのが単純明快となってきた感はある。
気を付けたい点としてKenshi初心者だった頃は知らなかったが、どうやらKenshiにおける拠点作りは実はゲームのエンドコンテンツにあたるらしい。
と言いますのも先程述べた通り、屋根のある小屋などの施設を作ったあたりからは、プレイヤーの拠点としてゲームに認識され、拠点を構えた地域の敵対勢力や主要勢力から定期的な干渉や襲撃が始まってしまう。
具体的には税の徴収だったり、食料の略奪だったり、あるいは有無を言わさずに拠点を奪いに襲撃しに来たり。従わなければゲーム序盤・中盤のプレイヤーであれば成す術もなく壊滅させられてしまうでしょう。
とくに拠点設営を後回しにおすすめする気はありませんが、拠点を作ると便利な事もある代わりに上記のような苦しいイベントも用意されている事は知っておくべきでしょう。あなたが大事に作り上げた拠点を平気で奪ってきよります。
半端に整えた防衛設備を含む拠点の奪還は結構難儀します。
拠点の屋根や壁に設営出来る砲台は、高い所からの射撃で補正が掛かるなんて細かな調整もあったり、色々と最適化を考えさせてくれる。そんな拠点を奪われてしまったら奪還も一気に困難に。
るっちの場合は何も知らずに最序盤から拠点作りに励み、防衛しきる武力も持ち合わせていない為に3度程拠点を奪われる事態となったり、それを奪還する為に多くの時間や犠牲を払ったり、場所が悪いと考えて別の場所で拠点作りを再スタートさせたりであまり順調にゲームが進んだと言える状況にありませんでした。(戦いに敗れても死にさえしなければキャラクターは大きく成長しますが)
次第に高度な技術研究によって食料の安定供給も可能となっていく。
最初はより肥沃度の高い生育の良い土地を探して地面に対して畑を作り、耕して収穫して調理して食料とする。
最終的には土地を選ばずに屋内で作物を(サボテンを除く)効率よく栽培出来るようになったりする。
研究材料を見つけるべく遺跡を探し求め、強力な守護者を撃ち倒して苦労して得た研究の成果だ。
食料だけでなく武器防具だって、自分たちの拠点で作り上げる事が出来る。(ただし武器は最高峰の性能のものは自作できない)
天候による過酷な環境によってプレイヤーに非常に不利な状況に陥る地域も存在していたり、しっかりとした対策を行う為にも是非色んな武器防具を自作出来るようになりたい。
とんでもなく広大なフィールドを走り抜け、点在する古代の施設に研究材料が残されている事が多い。
時には海を渡ったほうが安全だが、水泳のスキルが上がってない内はめちゃくちゃ移動速度が遅い。
強力な敵が施設を警備していたりするので、野営して体を休めながら少しずつ攻略。
でもいざ拠点外部へ旅に出れば拠点へ襲撃に来ていた敵が可愛く見える程強力な敵にあっという間にやられる。
外の世界へ一歩踏み出せば信じられない程のステータスを持つ敵や組織に遭遇する。
そいつらの巣には高額なアイテムがたくさん転がっていて、ハイリスクハイリターンなお金を稼ぐ方法もあったり。
るっちが興奮してしまう一つの要素である巨大なものも。建物以上の大きさのある生物が・・・いつか倒してみせる。
”いつかあの組織を凌ぐ部隊を形成して打倒してやる”という意志を芽生えさせゲームをやめられなくなってしまう。
また、るっちは真っ当な生き方をしてゲームをロールプレイしているが、そんなものはまどろっこしいという方向けに暗殺や窃盗といったスキルを伸ばしてより早く強力で高価なアイテムを盗ったりするプレイだって可能な自由さも売りである。(ただしゲームは簡単になり寿命が縮む)
Kenshiはそんなゲーム。
各地の酒場等で仲間を勧誘する事で最大30人規模の勢力を作れますが、るっちは30人では物足りないとして唯一、「256 Recruitment Limit」と呼ばれる256人までキャラクターを雇う事の出来るMODを使わせて頂いています。少人数では物足りない人におすすめ。
Steamのワークショップから上記のMODを探してサブスクライブするだけで簡単に適用出来ます。
このようなグラフィックのゲームであるにも拘らず、4K解像度によるプレイは瞬間的に相当な負荷が掛かるようで、GTX1080Ti、メモリ16GBの環境ではどのような設定でグラフィック設定を落としてプレイしても遠方にいる部隊の切り替えでクラッシュする事が多かった。拠点に物が増えてくると遠方への切り替えじゃなくてもフリーズ後強制終了するようになった。少なくともグラフィックボードが問題になっていない事だけは把握していてCPUかメモリがボトルネックになっているのだろうと思っている。
現在では4K対応ディスプレイでもゲームプレイ解像度は1920*1200に抑えた設定で、グラフィック設定を上げてもほとんどクラッシュせず快適に遊べている。高解像度のプレイでよくクラッシュするという方は解像度を抑えてみてはいかがでしょうか。
旧正月セール期間残りわずか
Steamでは記事出稿現在中国の祝日である旧正月を祝うセールを実施している。
Steamの旧正月セール期間中、¥ 3,000以上の有効な購入には自動的に¥ 500の割引が適用されます。
掲載元:Steam旧正月セール
旧正月セールは2019年2月4日午前10時(PST)から2019年2月11日午前10時(PST)まで
今回の旧正月セールでは3000円以上の支払いを行う1回の購入で、自動的に500円割引されるという特典が用意されており、RimWorldやFactorioといったセール割引を実施しないと公言しているゲームを買うのにおすすめのセールとなっている。いつ買っても値段が上がる事はあっても下がる事が無いと約束されているゲームだからだ。
Steamの日付に表記されているPSTとはアメリカ太平洋標準時の事で、UTC-8(UTC:協定世界時)とも言い換えられる。
期間が2019/2/11午前10時(PST:太平洋標準時)という事は、日本では2019/2/12午前3時(JST:日本標準時、UTC+9)にセールが終了する。双方の表記における時差は17時間。
単純に2019年2月12日午前3時に終了と書かれてある期限は日本標準時のもの。
一応今回のセールでもKenshiは500円割引の適用対象。(複数の購入でどの価格のゲームでも対象となる)
正式版も既にリリース済みとなったKenshiの購入時期はともかく、ゲーム自体おすすめなので今後のセールでも要チェック。
るっちは三作とも購入プレイ済みでおすすめです。
Kenshiを購入したきっかけ
日本でのKenshiの火付け役となった某有名な動画シリーズも拝見した事がありましたが、それでもKenshiの購入を渋っていたるっちがKenshiめちゃくちゃ面白そうと考えて即購入に至った動画シリーズがあります。
それが現在Youtubeで活動されているわいわいさんの以下の2つのシリーズ。
彼の軽快なトークと本当に楽しそうにゲーム実況をされている様子を拝見してすっかりファンとなってしまい、るっち自身初めてチャンネル登録をして新しい動画の投稿を期待して待つと言うほどになってしまいました。もっと登録者数の多いチャンネルも多い中で、こんな夢中にさせてくれるのは私自身初めての事で。
ゲーム自体面白いのですが、彼のプレイするゲームが2倍にも3倍にもゲームが楽しそうに見えてくるから素敵です。実際にはわいわいさんの動画を見ている方が面白い位の勢いですw自分がプレイしててもそんな面白い事は起きないな~って思う。
興味を持たれた方は是非チャンネル登録をしてご覧になると良いと思います。もっともっと登録者の伸びる実況者さんだと思いました。