バグマスターをこれから倒しに行くんだという血気盛んな冒険者様に向けた記録。
バグマスター討伐へ向けた準備や、どんな事に気を付けなければならないのかが分かるかもしれないが、ネタバレを多く含んでいる記事となります。
バグマスターの存在を知る
ある時、同じくKenshiをプレイしている友人とプレイ状況について話していた時にこんなことを言われた。
次はバグマスターやな
ほう?バグマスターとな。
その名前を調べてみると世界の南西に位置する場所に、シェク王国が何百年と戦い続けてきている強力な敵が存在するという。
主に拠点に引き籠もりゲーム内時間で350日程Kenshiの世界で過ごしているるっちがまだ知らない名前だった。なお、結構な日数が経っているけど他のプレイヤーさんのように効率的なトレーニングを行っているといった事はしていない。内政の充実っぷり、仲間の働きっぷりを眺めて4倍速しているだけだ。
Kenshiというゲームにクリア目標といったものは用意されていないのだが、るっちはメイトウ集めを目標としてプレイしており、その数あるメイトウの内の一振りをバグマスターが持っているらしい。これは会いに行かなくちゃ。
バグマスターの居場所
バグマスターはバグマスターの玉座と呼ばれる世界の南西に位置する以下の赤丸の場所に居る。
ほぼ全ての方は北や東から赴く事になるわけだが、道中のラストスタンド砦から向かうのがおすすめ。
ラストスタンド砦のバーで、私と志を同じくして打倒バグマスターを宣言するシェクの戦士1と出会った。
同士よ。これからバグマスターを討伐しに行くところだ。一緒に来なよ。と言ってみたが、冗談を言うなと一蹴されて馬鹿にされてしまった。バグマスターを倒したらこいつに見せびらかしに来ようと思った。
もう少し拡大して、矢印がバグマスターの玉座。バグマスターの玉座から南東方向はビークシングの巣がたくさんあり結構な危険地帯となっている。かなりの日数が経過するまでるっちが南西への旅を躊躇してしまっていた原因は過去のトラウマであるそれだった。
もっと拡大表示するとこんな場所。北東の崩れ落ちた塔の周りの平坦そうに見える地形は沼となっており、少し泳がなくてはならず、そして後に語る通り状況次第ではこの沼と、岸へ上がってバグマスターの玉座へと向かう道中がこの遠征における最も過酷な危険地帯となっている。
ユニークNPCであるミウは、仲間を蜘蛛にやられてトラウマになっているという設定があるらしい。機械タイプでも何でも「スパイダー」が接近すると固有のセリフを話し出すので、ある意味蜘蛛センサーとして活用できる。バグマスター討伐作戦にはぜひミウを連れていきたい(鬼畜)
ちなみに、るっちは今回射撃要員を2人、動物を5匹連れて行っています。
結果的にスキンスパイダーは数が多く鍛えられた動物の範囲攻撃は有効だったように思います。人型の場合だと重武器や長柄などの攻撃範囲の広い武器が良いのかもしれません。
強力な個の敵と戦う時は、精密な射撃ができるように訓練された射撃要員が多いと相性が良いと思います。Kenshiでは1体の敵に同時近接攻撃出来るキャラクターは1体だけというシステムのルールがあるので、いくら人数で囲んでも瞬間的には1:1の戦いとなるからです。(射撃は別と思われる)訓練されていないと誤射によってどんどん不利に。
スキンスパイダー部隊の脅威
直前の沼を訪れると早速、スキンスパイダーの猛烈な歓迎を受ける。
1体1体は攻撃防御ともに30程度(大人クモ)でとにかく数が多い。
今のるっちが連れてきた精鋭の遠征部隊の敵では無いのだが、Kenshiの世界ではモンスターも部隊を組む。5体以上で集団行動をとっている事がほとんどなので、複数部隊が集まってきたら結構な脅威。
さて、るっちは一度この危険な沼でセーブデータをロードするに至った出来事があった。その出来事は動画に撮影しているので、もし機会があればいずれYoutubeにアップロードしたいがしたのだが訳あってスクリーンショットだけで。(録画解像度が変わってしまい収録ミスの為アップ不可)
沼が危険だと声を大にして言うのも無理はない。バグマスターに対して力を温存すべく、近隣のスキンスパイダー部隊を出来る限り避けて隠密行動で進軍していた我々は、沼を泳いで行く際に付近を通ったスキンスパイダー部隊に見つかってしまい、敵部隊もまた水の中へと続々と入って行った。しかし水面下からは姿も見えなければ攻撃される気配もない。
Kenshiの世界ではモンスターやスケルトンは泳ぐ事はせずに水の底を歩く。そして泳ぎに集中して攻撃できないというメッセージで、水中に居る時はこちらからも攻撃が出来ない。
スキンスパイダーに見つかったが、嵐の前の静けさのごとく水泳大会を終え岸に辿り着くまさにその時・・・
ぎゃあああああああw
めっちゃワラワラ集まってるw
自分たちの部隊を中心に輪になるようにスキンスパイダーが群がってくる為、陸にとても上がりづらく攻撃も出来ず、陸に上がるまでに静かに我が部隊は全滅した。流石に納得が行かずこの時はゲームをセーブデータからロードしたw
陸では大したことない敵だが、沼で泳いでいる時に複数のスキンスパイダー部隊に見つかったら何もさせてもらえず終わりと心得よう。
沼を渡ったら野営をしてはならない
陸にたどり着いた後にも一悶着あった。
ロードするはめになった事でメンタルをコントロールされてしまい、またしてもバグマスターの巧妙な罠(?)にかかる。
遠征途中で新人さんを雇っていて、泳ぎが不得意なメンバーが居る事で速度を揃えた移動では岸にたどり着くのが遅かったので、「一刻も早く水から離れたい」と各自の最高速度で泳いでもらったところ、先に対岸にたどり着いた少数メンバーがスキンスパイダーの猛攻により負傷してしまった。
これから先何が起きるか過酷度のようなものがはっきりと分かっていないるっちは、寝袋を地面に敷いて休憩効率が4倍となるキャンプベッドを設置して野営をする選択を取った。それはこの遠征中最大のミス。
ご覧下さいこの惨状を。
数十はくだらないおびただしい数のスパイダーが横たわる・・。一つ処に留まればそれだけの猛攻が継続的にあるという事です。
いくら倒しても延々と湧いてくる。もしかして無限湧き?拠点運営では気を付けるものの遠征では気にした事はなくて、モンスターは死体に集まるという習性があるので?集まりやすい状況になっていたと言わざるを得ないよね。
休むに休めないのでたくさんのスキンスパイダーをまだ捌き切れないという装備品や成長具合のプレイヤーの方は遠征を取りやめる事も考えよう。隠密が極まっていたら何とかなるのかもしれない知らない。
まだ疲れがとれていないのに、画像左上方向から全滅を覚悟するような勢いでラッシュをかけてくるスパイダー部隊。ここまでくると逆に笑えたw
キャラアイコンが白くなっている方は倒れている方も居ますがキャンプベッドで眠っています。もはやベッドもスキンスパイダーの死骸で見えないから寝るのも大変ww
新人くん、チームに加わって早々に可哀想。
それにしてもやばない?100を超えるダメージを与えるようなそこそこ成長したブルが部隊に居なかったらジリ貧で確実に壊滅していただろう。もちろんブルは自分でベッドに入れないので、生き残れる人型キャラクターも必要だった。
スキンスパイダーの死体から牙2個が獲得出来、再び起き上がらないようにと一生懸命牙を回収していたが、途中あたりから牙を抜き取る作業が流石に面倒になってしまったwだって、死骸が重なりまくってどれがさっき倒した敵かわからないw
この時に倒したスキンスパイダーのおよその数は記事の最後に成果として掲載している。
道中で休憩しようなどと決して考えてはいけない。戦いを避ける方法はあるものの、敵数部隊との戦いで前に進めなくなる強さではバグマスター討伐はまだ早いと判断出来るかもしれませんね。
ゲーム内時間2日以上経つくらい、無限に湧いてくる勢いだったのでこのままではキリが無いと判断し、野営を中断して塔へ向かった。
バグマスターとは落ち着いて戦える
失敗した野営からそう離れていない地点にバグマスターの玉座と呼ばれる塔はあった。休まず走り抜ければこんなにも大変ではなかったはずだ・・・。
圧倒的な数の暴力から、バグマスター戦はどれだけ過酷なんだと思っていたけど。
お、噂の宝箱もありますね。遠征の道すがら味方キャラクターがこんなことを言ってたんです。
「彼は、虫の軍団に守られている、あらゆる地で最も価値の高い宝物を持っているという噂もあるんだ」
バグマスターの玉座は、3階層の建物で1層に複数のスキンスパイダーと小型のブラッドスパイダー。2層にバグマスター、3層にブラッドスパイダー1体という構成だった。記事を書いている時に知ったが、バグマスターの外見はランダムなんだって。
るっちは塔にたどり着くまでに疲弊したので、塔のスロープを登り切った1層の外周でキャンプベッドを設営しようとしたが、斜めだとか言われて設置出来なかった。いや充分設置出来ると思うが。
どう?これまでの冒険では、予め設置されていたベッドとはいえ柔軟に対応して来たのに。
仕方ないので棒立ちで、真の戦いへ向けて休息をした。
いざ最後の戦い。行けええええ突撃ぃ!!
10秒で終わった
しかも負傷者も出さずに。なんでや。スキンスパイダーの方が恐ろしいじゃん?
おじさんめっちゃステータス強いんやけど、Kenshiの世界では数が正義ということかな。
よくあるゲームのボスの、雑魚召喚してきて本体も強いし雑魚も多いし大変。みたいな状況にはならず、1対多で落ち着いて圧倒出来るので、ステータスの見た目にしては弱かった。
山場は沼と沼を越えてからだった。
シェク王国へ凱旋
バグマスターは数百年?シェク王国が戦い続けてきた難敵だった。(本体そのものは10秒で倒したとはシェク民には言えない)
ラストスタンド砦のバーのあいつに見せびらかすときがきた。
シェクの戦士(ラストスタンド砦のバー)2「ありえない。だがバグマスターを倒すはずだったのは私だ!」
と強がられてしまった。君はバグマスターに会う事も出来ず沼で終わる。明言する。
記事を書いてる時に気付いたが、遠征前についてくるように言ってみたのは「戦士1」、見せびらかした相手は「戦士2」でどうやら別人だったすまんかった。
うーん気分が良い。シェクは普段なら「フラットスキン(角の無いシェク以外の種族の意)に(部隊に)加われだと?冗談を言うな。」などと自分たちより弱いと見ている他種族を馬鹿にする発言をするが、バグマスターを抱えて凱旋する事で強者と認めてくれる。この掌返し好き。
それからストーンゴレムのエサタ(シェクの女王)に会う為、シェクの首都であるアドマグへ向かった。
アドマグの本部にいるバヤンにバグマスターを引き渡す事でシェクと同盟を結ぶ事ができた。
シェクはるっちが3つ目に作ったメイン拠点のお隣さんである事と、他の2大勢力よりは好感が持てる事でこの道を選んだ。
あ、はい。
お隣さんという事で時々やってくる襲撃の為に―11の関係性だったものが、バグマスターを連行することで一気に100ですぐさま同盟状態になった。
拠点から離れている部隊がいて、拠点の襲撃イベントを放置していた場合、拠点に居るキャラクターに視点を切り替えるか、遠征部隊が拠点に戻ってきた時に襲撃が(今、到着したとして)再開される。
既に拠点に到着しているイベントがあった場合に同盟を結んでも、到着している襲撃は止まらなかった。
カーソルが緑色(同盟状態)で襲撃も始まってしまう。
同盟状態の為か仲間が襲われる事が無かったけどステータスは「町を襲撃」で、砲台守備に当たらせている仲間は容赦なくハープーンをぶっ放す。それでも仲間がシェクから襲われる事もなく、砲台射手が狙われる事もなくうろちょろとするだけ?で一方的な争いとなった・・・。
せっかく同盟を結び友好度がアップしたのにすぐに減る事態となったので、やり直して襲撃を終わらせてから同盟を結ぶ事にした。
それであれば友好度100の状態で事なきを得た。
でもリベンジイベントが予定されたまま!?
襲撃予定日当日になったら、実際には襲撃も起こらず予定から静かにリベンジが消えました。
王女セトが仲間になった
ドラ〇エの仲間になったBGMが流れてきそうな肩書と名前。(シェクと同盟を結び、女王エサタに会えばセトを仲間に出来る。)
仲間になったセトに、まだ使いこなせないがバグマスターから奪ったサーベルクラスのメイトウ異国のサーベルを早速持たせてあげた。
加入直後にしてはなかなか優秀なステータスですね。さすが戦闘民族シェク人の王女といったところ。
何体のスキンスパイダーを倒したのか
今回の遠征は大変困難だったが、それは一重に道中で野営をしてしまったからに他ならない。
無限湧きとも思える絶え間ないスキンスパイダー部隊の猛攻で、再び起き上がらないようにと懸命に牙を抜き取って、帰還して一箇所に集めてみたらとんでもない数になっていた。
数え間違えていなければ、牙の5スタックセットが86セットもあった。
5×86=430
1体につき2個の牙を持っているので2で割って…
途中で抜き取る手作業もやめてしまい、回収は全てではなく、少なく見積もっても300体以上のスキンスパイダーを討伐するという遠征となった。
この討伐数は決してどんな形のプレイでもこれだけの数のスパイダーを相手にする事になるんだよ。というものではなく、下手に野営をしてしまったらこんな数になっても群れを殲滅しきれませんという戒めです。
これからバグマスターを討伐しに行くという皆さんは、決して苦しくても安易に野営して過ごしませんように。
宝箱の中身も記しません。あらゆる地で最も高い宝物を持っている噂も立つその宝物の中身はご自身のプレイで確認しよう!
まだまだ南東には遠征出来ないと思っているるっちはプレイ時間が153時間を記録しました(汗)コスパ最強ゲームですね。