ゴールデンウィーク10連休の休みボケから抜けきれない皆さんこんばんは!るっちです。
皆さんはレジャー観光、ゲーム、動画、何をして大型連休の期間を楽しみましたか?
連休中は唯一BBQをした程度で超インドア派、悪く言えば引きこもり社会人のるっちは、自身も初の超大型連休10連休を控えた連休前半に、最新作ではありませんが以前から興味を持ちやってみたかった「ドラゴンクエストビルダーズ」シリーズの2作目「ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島」のPS4版を購入してがっつりプレイしました。ひかれるぐらいのがっつりで。
毎度恒例で発売から期間が経っているのですが、出稿現在はちょうど有料DLC第三弾の発表が公式Twitterなどで発信され、攻略済みユーザーからも期待が集まっている時期となっています。
マインクラフトなど、サバイバル・クラフティング・ブロックメイクといったジャンルのゲームを好む私には相性がぴったりであった今作。個人的なプレイ後の評価を星で言えば星5つと最高評価を付けたくなる良作でありました。というか付けました。
キャラクターグラフィックから察するに明らかに小さなお子様向けとも思えるドラクエビルダーズ2に年甲斐もなく熱中し、半月も経たずしてトロコンまで達成してしまいましたw
当記事ではドラゴンクエストビルダーズ2を未プレイの方に、どんなゲームでどんな人におすすめなのかをご紹介出来たら良いなと思います。
ドラゴンクエストビルダーズ2はどんなゲーム?
ゲームジャンルはブロックメイクRPG。
ドラゴンボール原作及びドラゴンクエストシリーズのキャラクターデザインを手掛けるあの鳥山明先生により、かわいらしくデフォルメされたキャラクターを3Dアクションとして操作し、マインクラフトのように食料を栽培・獲得し空腹度を満たしながらサバイバルを行い、道具や建材を素材から作成するクラフト要素、物語が進めば簡単なタワーディフェンス要素まで備えており、あらゆる方面で楽しめる一作となっていた。
鳥山明先生のDrスランプアラレちゃんをすぐ思い出させられるキャラクターや、「キーン!」と聞こえそうなダッシュの仕方など我々の世代がニヤニヤしてしまう演出も。小さなお子様には伝わらないかもしれません。
拠点で主人公と一緒に生活する住民として、各島から募った仲間キャラクターは幾つかの役割を持って主人公の暮らしを助けてくれてシミュレーション要素も含んでいると言えます。まさに何でも詰め込まれていました。
基本的にはよく比較されるマイクラと同じで、基本は正方形のブロックを自由に組み上げて好きなように建築を行えます。
正方形ではない形のあるオブジェクトだったり、ゲームが進行すれば正方形のブロックを斜めにカットしたり、切り込みを入れたり、より自由度の高い建築物も建設可能となっています。上図のように斜めにブロックをカット出来たりする。ただし筆者は発想力・表現力に乏しくカッターを活用した建築は行えなかった。それどころか屋根を設置する事も一切しなかったw
DQB2では設置する家具、飾り、配置など条件によって目的別の部屋として認識させる事が可能。例えば特定の作物のみを栽培する畑、動物の為の飼育小屋、酒場、キッチン、ダイニング、お風呂といった具合に。
ゲーム進行により少しずつ新たな施設の設置が望まれ、完成後に住民と喜ぶ。
目的をはっきりとさせた部屋には住民が定期的に巡回しながら集まり、幸福?を感じた住民がハートを発生させる。部屋が豪華であったり、キャラごとに設定されている好みのムード(ゲーム後半で出てきます)広さ豪華さであればよりたくさんのハートが発生する。ビルダーである主人公は集めたハートによって、新しい島へ行けるようになったり、新しい建材を扱えるようになっていく。
ただそれっぽい部屋を作っても誰もNPCがおらず、仕方なく妄想だけでロールプレイを楽しむ世界ではなく、市民の暮らしを眺めて楽しむシムシリーズのように、住民が意図するように活動してくれる様子は眺めているだけでも十分に楽しめますw
各地に点在するつよいモンスターに勝利して新たなレシピを獲得することも!?
エリアのシンボルともなる大型建設は住民が全面的に協力してくれる!そこに煩わしい素材集めもほとんど無い。
ドラクエと言えば今作でもモンスターが仲間になる!全ての種類が対象ではないが、特に移動を楽にするモンスターはぜひ仲間にしよう!
繰り返される悲劇―大切な命が奪われる。お墓を作り命の尊さを考えたい。
ドラゴンクエストビルダーズ2をプレイすべきユーザー
まずは当然ゲームシステムから似たようなジャンルで世界的にも有名なマインクラフトを好むユーザーが挙げられますが、壮大な建築などが出来なくともブロックを自由に積み上げたり、クラフトをして道具を改善していったりするゲームは意外と楽しめる事に気付けます。
マインクラフトと大きく異なる点はストーリー(シナリオ)が存在し、個性的で魅力的なNPCが、建設した拠点内で働いてくれる事。それから私自身がそうですが、「私って建築センスが無いな~」と感じるプレイヤーさんでもDQB2であれば十分に楽しむ事が出来ます。これは結構重要。
併せてDQB2がとても面白いと感じたのは、各島のプレイで住民と暮らしていく中で一緒に色々な設備を考案し、島をクリアしてメインとなる拠点の島(からっぽ島)に戻ってきた時には、各島で得てきたプレイヤーの知識やレシピ設計図によって、自由に組み合わせて自分だけのからっぽ島を開拓できるという点。気付けばあれを作りたい、これを作りたいと、自分の作りたいものが思いつくようにちゃんと出来ているんですよね。
別の島でのストーリーもいちいち楽しい上にこんな施設が作れるんだ!という経験を得て、からっぽ島に戻った時には経験を生かしてアイデアを実現出来るという一連の流れがとても素晴らしかった。
建築のアイデアが浮かぶユーザーは良いのですが、何もない世界に放り出され、「はい、あとは君の自由だ。何でも自由に作って。」とシステムに投げられても何をしたら良いのかよくわかんないという事が多い日本特有のプレイヤー層に向けて「建築アイデア学習の要素」を盛り込んだゲームシステムに大変共感が出来た。
マイクラ・DQBが両方好きだと今回確認出来た筆者が思うに、一定数存在を確認しているマインクラフトの面白さがいまいちよくわからないユーザーにこそ、DQB2は楽しめるゲームとして完成しているのではないかと思ったりする。
CERO Aで全年齢対象という事からも、ゲームをプレイ出来る程度の小さなお子様には、ゲーム内のミニゲームである(大人にとっては簡単な)パズルも然り、ブロック遊びや砂場遊び、色々な感覚の教育にも向いていそうです。そしてお子様の親であるお父さん。
言わずもがなドラクエとともに育ってきた世代と言っても過言ではないお父さん世代こそドはまりする可能性が非常に高いw息子・娘さんの為に買ってあげたらお父さんが夢中になってたなんて事が世間でもよくあるのかもしれませんね。お子様と一緒にあーだこーだとプレイするときっと楽しい事と思います(*´ω`*)
プレイして気になった点
良い点ばかりが目立ったわけでもなく、クリア後までに少々残念な点も見受けられましたので一人のDQBファンとして記載しておきます。るっちが特に気になったのは以下のポイント。
クリア目前でモンスター襲撃が一切無くなる
ゲームを進めていて、「一時的にオンラインにつなげられなくなります」といわれたらラスボスのいる世界へ旅立つ事になります。その選択を行うタイミングでは既にメインとなる拠点の島の時間経過が止まってしまい、以降人によっては楽しみの一つである定期的なモンスターの拠点襲撃イベントが発生しなくなるようです。
せっかくそうなる直前にタワーディフェンスを楽しむようなトラップ群を扱えるようになるというのに、充実したころには襲撃が無くなってしまいます(´・ω・`)これは個人的に少し残念なポイントでした。タワーディフェンス的な要素は簡易的なおまけだと考えておくのが良いようです。もっとも、モンスターの襲撃は邪魔な人にとっては邪魔なので、これで良いのかもしれませんw
階層のある部屋への移動ルート
ゲームシステム的に非常に残念なポイントがこちら。
るっちはお気に入りのキャラクターの為にとっておきのお部屋を、階層で2階にあたる高さに作成し、専用のお部屋にしてあげました。しかし夜になっても目当てのキャラクターは部屋に帰ってきてくれず、探してみると階下の壁に張り付いて行ったり来たり、ついには諦めて野宿をしていました。
階段やはしごなど高低差を移動する為の足場を置いても置かなくても関係なく、最短で行くルート、それがダメだった場合に2候補目のルートを進み、どちらも進行出来ない場合に上記2パターンのルートを交互に移動している様子でした。遠回りして迂回して2階に上がるような移動はしてくれず、NPCの移動ルートの決定に難有りという印象を持ちました。
食事を摂った後キャラクターはトイレに駆け込みますwトイレが少ないと行列が出来るかも・・。
充分な数のトイレ、もしくは扉の前に充分な空間がないと、まして2階層以上に積み上げた建築では、意図せずトイレの存在しない2階で順番待ちをしたり、どこからかその場所へ到達したはずなのに、次の目的地を決定した時には帰り道が分からず同じ場所で延々と留まってしまったりしていました。
他にも、1方向にしか入口の無い大型の建築物の場合だと、壁の内部に用があるNPCが入り口まで迂回しない事があり、塞がって通れない外壁の2箇所を行ったり来たりしてしまう現象も確認出来ました。バーのマスターがまったく酒場にきてくれなくなったな~と探してみたら上記の通り。
何か建築を行う時には、NPCが移動しやすいルートの事も考えてあげる事が重要となります。プレイヤーの設計次第で問題解消は可能ですが、NPC移動ルートの決定に改善の余地ありですね!
アイテムの格納場所に注意が必要
アイテムの格納場所にはアップデートにより変更もあるかと思いますが、収納箱、タンス、棚といった数種類が存在し、収納箱・タンス類に関しては用途のある部屋決定の条件に指定されていたりします。NPCはこれを利用でき、勝手にアイテムを取り出したり納めたりしますので、整理整頓が非常にしづらくなります。このような理由からプレイヤーが保管するアイテムの収納は主に棚系列の利用が推奨されます。
また、各島(エリア)ごとにこれらの収納設備を置ける上限数が設定されており、無計画に収納箱を設置しまくっているといずれは上限に達して設置出来なくなります。
ゲーム内では実際に置けなくなるまで上限の事が知らされず(見落としていたらすみません)、置けなくなってから各地の収納箱で置き換えられるものを棚などに変えて、アイテムの整理を行っていくという対応を強いられることとなりました。
アイテムの種類に対しふくろのサイズが小さすぎる点、収納する場合にも収納箱自体が特定の部屋成立条件になっていたり、NPCが利用出来る出来ない収納場所をプレイヤーが認知できていたら面倒はなかったという感想を持ちました。
会話イベント
会話イベントでは、一連の会話に参加するNPCが主人公キャラの近くに走って集まりイベントが開始します。この時に大型の当たり判定を持つキャラが移動ルートを阻んでいた場合に、ひっかかってしばらくゲーム進行が止まるといった現象を頻繁に見受けた。当たり判定を一時的に消しても良かったのではないだろうか(; ・`д・´)
自由に建設が出来る関係から対応が難しいのかもしれませんが、視点を変えられない会話シーンにおいて、システムが想定していたプレイヤーの視点上にユーザーがブロックを置いてしまっている場合がある。会話は読めるけど、会話しているキャラクター達が壁の向こう・・・みたいなシーンもありましたw
扉の開閉とNPCとの会話ボタン
これはゲーム内のキャラクターの自虐的なセリフからも推測される通り、制作陣も認識している問題。敢えて残している?
扉の開閉時に間違って、しっかりと付いてくるパーティーメンバーと会話開始してしまう事が非常に多く少々ストレスだった。デフォルトの設定時点で、ボタンの切り分けが必要?(オプションで解決できるようでしたらすみません)
キャラクリエイトが不自由
昨今のゲームキャラクタークリエイトでは珍しく、髪型の自由度が全くない。るっちはこのキャラクターの髪型が好みで、主人公には適用出来なくて残念。
次回作以降にはこれらの不満点が解消されていたら幸いです。
幾つか気になった点は挙げてしまいましたが、るっちにはとても想定外だったシナリオが大変良好で、ストーリー・グラフィック・サウンド・ゲームシステムは総じて大満足という感想ではありました。文句なしの星5つ!